無類のカレー好きTHURSDAY'S YOUTHのVo.Gt. 篠山浩生による、カレー伝記です。今まで食べたカレーを少しずつ篠山本人の言葉で紹介していきます。
もうやんカレー
僕がカレーにハマるきっかけをくれたカレー店。(2009〜2010年頃の話)
新宿、池袋、渋谷など、副都心を中心に店を構えるカレー店だ。
もうやんカレーに初めて行った時はフセタツアキ(現在はヨルニトケルというバンドに所属)という人間と一緒に行った。
彼とは後に一緒にバンドをやることになるのだが。
「なんかクオリティの高いものを食べたくない?」というかなりアバウトな動機だったような記憶がある。
そして二人でもうやんカレーに行き、僕だけがカレーにハマることになった。
もうやんカレーは欧風に分類されるのかもしれないが、たくさんの種類の野菜や果物がベースになっていて、見た目とは裏腹の健康志向なカレーだ。
辛さは20段階あるが、僕は4でもかなり辛く感じる。
辛みが苦手な人はできるだけ数字を下げることをオススメする。
基本的にご飯の量は少し多いので、僕は少なめで食べることが多い。
ハマった当初は、ビーフカレーか豚角煮カレーをよく食べていた。
価格は1400〜1600円くらい。
カレーライスの中では少し高い方だろうか。
一口目を食べてもそこまで辛味を感じるものではない。
辛味よりも、カレーに溶けた食材の味がまずやってくる。
しかし二、三口目からは強めの辛味が飛んできて、それが良いアクセントになる。
かなり簡潔に言ってしまうと「濃い」味のカレーなのだが、決して塩っぱいというわけではない。
たくさんの食材を溶けるまで煮込んでいるからこそ生まれる深みは、他のカレーとは比べ難いオリジナリティがあるように思う。
ラーメンで言うところの天下一品のようなカレーかもしれない。
(実際天一がベースのカレーがあったらきっと美味しいと思う。)
ビーフカレーにしても、豚角煮カレーにしても、メインの具材に関してはゴロッと大きめの塊が入っていて、
ガッツリ食べたい人にもオススメできるだろう。
余談だが、初めて行った時に注文を受けてくれた店員さんが偶然にも高校の同級生だった。
高校一年の頃、その子に何故かネックレスを貰ったことがあったのだが、二年以降は大して話すこともなく、卒業以来会うこともなかった。
注文時に「篠山くんですよね?」と言われて驚いた記憶がある。再会というやつだ。
そんな話はさておき、それまで牛丼チェーンか家のカレーしか知らなかった僕をカレーという料理に取り憑かせた、罪な名店。
それがもうやんカレーだ。
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篠山浩生/ Twitter
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日本の4人組ロック・バンド