《回路ゲルニカ》とは売れそうな気配だけはあったバンド「pegmap」のg/vo、山本章人の脳内の混沌を具現化した文章群である。バンド時代は下北沢を中心に活動を行い、『HAVE A NICE DAY』『see you』を発売し、ツアー後のスタジオの空気が頭打ち感満載になり曲が出来なくなる。4年かかった音源『COME BACK e.p.』を引っさげ再始動するも3rdアルバム『seeyou,again』をリリース直後twitterにて色々めんどくさくなり解散を宣言。その後メンバーは就職し各々に家庭を築いていく中、山本自身はいつまでも職が安定せず、2016年よりようやく社会人として活動を始める。にも関わらず入社1社目を1年3カ月とスピード退社し、現在ようやく「なんとかやっていけそーかもしれない」と思う会社に入社し10カ月。社会を舐め腐った態度を見抜かれ中々結婚を受け入れてもらえずにいたが、ようやく2018年6月に7年連れ添った恋人と入籍することとなる、一言で言えばダメな人である。そんな人が色々思ったことを書いていく読者にとってなんとも実りの少ない場所を提供するこのミトサンはおかしいのである。俺は悪くないのである。

母のおもひで&前回載せた曲についてゲルニカる!

どうも!第四回までなんとか載せてもらえてます山本です!この時点で実は第八回くらいまで書いてるんですが一旦落ち着こうと思い本来予定していた記事を差し替えてもらっております。書いているうちにだんだんと生意気になっていくんですよね、自分が何様かになったようにすぐ錯覚をしてしまうのでこれはいかんと!死ね山本と!己に言い聞かせているところでございます。皆様も心の中でぜひご一緒に!せーの「死ね山本!」。はい、じゃあ今死ねって言った人の夢に先生今日は化けて出るからね。眉毛の太くなる呪いをかけるからね。そんな私が今回書かせて頂くのは、前回皆さまへのせめてもの気遣いとしてUPした曲、「いつか、また。遠い未来で。」についてお話させて貰えればありがたき幸せです。身に余る光栄です。もっと強く踏んで下さいはぁはぁ。まずは歌詞なんですけど、今回載せる画像が思いつかないので今回こそ窒息的な記事になりそうなんで、歌詞を載せる事でそうはならないのではないか?改行があるし名案だ!ってなわけで載せます。

「いつか、また。遠い未来で。」

ねえ もう無理しないでいいんだよ
もう充分頑張ってくれたから
ねえ もう心配しないでいいんだよ
もう1人で歩けるから

自分の事はいつも後回しにして
苦労ばかりかけてきたから
今くらいは そうこんな時くらい
迷惑のひとつもかければいい

言葉が足りない 足りない
いくつになったってただの子供さ
あなたに届けたいありがとうが
まだ足りない 足りない
遠い未来でいつか会った時は
あなたの心やその笑顔に
せめて恥ずかしくないように
せめて誇れるように
生きて
生きるから

ねえ ずっとわかり合えないとこもあったけど
今まで幸せだった

自分の気持ちだけを考えて
辛くあたってばかりでごめん
今更でも こんな時だから
想いを残さず伝えたいのに

言葉じゃ足りない 足りない
いくつ並べたって上手く表せない
あなたに返せないありがとうが
まだ足りない 足りない
巡る季節や星空にそっと
あなたの心がその笑顔が
今も美しくあるように
いつか真似れるように
生きて
生きるから

見守っていて
きっと見守っていて

言葉が足りない 足りない
いくつになったってただの子供さ
あなたに届けたいありがとうが
まだ足りない 足りない
遠い未来でいつかまた会いたい
会いたい
「大人になった」って
その時はきっと頭を撫でてよ
胸を張って今を美しくあるように
きっと真似れるように
生きて
生きるから

見守っていて

とこちらが歌詞になります。長いし内容も重たいので全然私が期待した箸休め的効果は得られなかったような気もしますが、許してくださいもっと強く踏んでください。内容からご想像出来る通り、母が死ぬ直前に出来た曲です。そのあたりのエピソードをお話ししてより楽しんで、っていうと皮肉っぽくなるけど、そうでしかないと思うので気兼ねなくそしてより楽しんで貰いたいのでお話ししていきますぜ。遠い人の死はエンターテイメントとして成り立つと思いますし私も遠い人の死で感動しても風呂入って歯磨いて寝る前には忘れますし他人に自分の何かを大切に扱われない事にストレスを抱くのであれば心の中にしまっておくのが一番ですから。で、母なんですが、話は私の中学時代まで遡りますが、その辺りから不良と思われる見てくれの人たちと遊ぶようになって、母からしたら心配だし気に入らないわけですよ。遊んでるのに迎えに来られたりしちゃったりね。私としては悪いことなんてするわけないんですよね万引きとかさ、タバコ吸うとかさ、やらないのよ。なぜかというと自分はやっちゃダメなことだと信じきっていたから。そう教えられてたし。なのにこちらを信じない母親との認識のズレがその時期から生まれ死ぬまでそれは解消されることなかったんですよね。20まで本気でセックスはしてはいけないものだと思い込んでましたよ。そこまで信じ込ませといて中学時代に私が父にエレキギターを買ってもらった時に「エレキギターなんて!不良になる!」って思った人ですからね。まあ、間違ってはいないかもしれない。不良っつっても不良品のほうですがね!返品不可!生まれちゃったもん★ていうか父もギター弾いてるし。無論父も不良ではないし。さらに言えば母が結婚決めたのが2人で屋根の上に座ってイチャイチャしてたんだろう時にギター弾いてる父を見てだからね。そしてあんた今思い出したけど尾崎豊クソほど好きだったじゃないか!バイクも盗んだことねえしガラスも割って回っとらんわ!という感じで、母も中々にゲルニカしていたんでしょうね。心の在りように一生向き合い続けたんだと思いますよ。癌だったんですけどね、見つかった時「神も仏もねえ」と口にしたらしいです。要は、ず〜〜っと正しいと信じる行いや振る舞いをして、報われるという期待がきっとほのかにあったんでしょう。なのにこれが終わりかと。思わず言葉に出たんでしょうね。私は神という存在を自分の中に許していないので、どういう気持ちだったんだろうか、わかりません。信仰は自由だしその人がそれで幸せなら何を信じてもいいと心の底から思うんですよ。皮肉なく。でも私はね、報われるために自分以外の何かを信じるのはリスクが高いように感じてしまいます。それこそ神も仏もねえって思う時ってどんなタイミングかはわからないけど生きてたら絶対ありますし。私はその時に神や仏を持ち出したくないんですよね。あまりいい理由ではないですが、しょっちゅう「おい!いるなら降りてきやがれ!ひでえ事になってんぞ!」って事があるじゃないですか?そん時に何もしないようなあの神共を心の底から憎んでいるんですよ。中学くらいからそういう事を思うようになって生きてきてしまったので、今更神頼みなんて、まあ母親が死ぬ時いるなら助けてみろやとチラッとだけ思いましたが、人生の重要なタイミングで神頼みであったり神の試練であったりと思うほど図々しくもないし死ぬまで神を無視してやろうと心に決めています。なかなか脱線していい具合にゲルニカってますが、なんだっけ?そう、死んでしまったんですが、その前にお医者さんから告知されるじゃないですか。「あと数ヶ月かもしれません」って。それを聞いた時は曲を作ろうなんて思ってもないし、ただただ「ついにきたか」という焦りしかなかったんですね。で、バイト中に脳内に「言葉じゃ足りない足りない」ってメロと歌詞が出てきたんでちょうどいいかと作ってみたら1日で出来たんです。いつか触れられたら触れますが、「降りてきた」的な感じです。私この表現よくないと思うんですが、それはまたいつか。なぜそんなにすんなり出来たかというと、15年くらいまともに話も出来ず、疎ましささえ抱いていたんですが感謝しているよと言うことは言わなきゃいかんなあと心の底では思っていたので、溜まりに溜まったそれを伝えるということを目的とすると自分の音楽的な、といっても齧った程度しかない知識やメソッドや技術をひけらかしたい見せびらかしたいっていう欲求は排除されて、出来ることの中から伝えるためだけの最良の選択をするスピードが格段に上がるんですね。母への感謝、母に伝わるようなコード進行、歌詞、であれば良かったので。バンドで音楽を作ってたときって「俺はこんなことも出来るし知ってるんだぜ!すげえだろ!」っていうのがめちゃくちゃ邪魔するんですよ。音楽的自己顕示欲。私をダメにした、が、それがなければ母への曲は出来なかったという難しいものです。こういう楽曲って多分、きっと、そうであって欲しいだけかもしれないけど、滅多に出来るものじゃなくて、私の場合は10年で2曲でした。少しロマンチックな考え方なんですが、母とのコミュニケーションがうまくいかないまま母は死んでしまう、そんな私が最後に言っておきたいことを曲という形で言えた。私の人よりほんの少し曲を作れる能力は、母との最後のためだったんじゃないかと。こう思うくらい良い曲だなと自分で思います。ちょっと面白かったのが、母が病室でよくこの曲を聞いていたみたいなんですね、それを亡くなった日に看護師さんから聞かされて、看護師さんからしたら「はいこれ言ったら確実に泣きますよね」って顔して言ってくるんですよ。こっちは必死で我慢してるのに。なんで超あっさり「あ〜そうなんですか〜どうも〜」と営業スマイル全開で返してやった時のキョトン顔は忘れられないです。「え!?リアクションおかしくない!?泣くとこじゃない?!」って。ていうか泣かしにくんじゃねえよ!我慢してんだこっちは!ナメンナヨ!と、まあこういった背景を知ることでまた面白くなったらいいなと思って書かせてもらいました。窒息することなくお楽しみいただけたのであれば幸いです。最後にぶち壊しにする私の密かなる思いは、このエピソードと楽曲があるじゃないですか、これよくある夕方のニュース番組で一般人に密着したドキュメント的なあれで使って貰えたらさ、反響呼びそうじゃん。「実録!ダメ息子が母の最後に伝えた感動の歌!」とかで。まだ無名のこれから来そうなボーカリストの曲としてさ、エピソード込みでいかがっすか?一儲けしませんかテレビ関係者の人!お待ちしてますよ!作詞作曲の取り分さえもらえればゴーストライター扱いで構いませんよ!カモン不労所得!カモン印税生活!あ〜もうなんでもいいからとりあえず桜井和寿様が歌ってくれたりしないかな〜。バンクバンドとかでやってくださらないかな〜。は〜、ほんと、働きたくね〜。。。おかーさーん!僕はきっと一生こんな感じで元気ですよー!いつかまた遠い未来で会いましょうねー!それでは次回はお待ちかね、XBOXのお話です!乞うご期待!

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