ライブを観る前のワクワク飯、ライブの後の余韻に浸り飯。そう、ライブに飯はつきものだ！スタッフさんは何でも知っている。ライブハウスの近くにある美味しいお店のことだって、何でも。ライブハウススタッフが教える『チカメシ』。地下から届ける食の楽しみを、どうぞご賞味あれ。
ライブハウススタッフが教える絶品『チカメシ』
新連載『チカメシ』がついに始まります！
ライブハウスの近くにある絶品飯を、その街をよく知るライブハウススタッフが紹介！
音楽も食も同時に楽しめる企画です！
『チカメシ』を紹介してくれる、近松の梅澤さん
今回の場所は下北沢。ライブハウスや劇場がひしめく、サブカルチャーの聖地。
記念すべき第一回はここ下北沢にあるライブハウス「近松」。
ブッキング担当の梅澤駿平さんに『チカメシ』を聞いていきます。
下北沢にはご飯屋さんの名店もたくさんあるので、
どんな『チカメシ』に出会えるのかとても楽しみです！
『チカメシ』紹介
それでは、梅澤さんおすすめの『チカメシ』を教えていただきましょう！
【定食屋】 山角
ボリュームたっぷり！ レトロな雰囲気の定食屋さん。
下北沢の老舗の定食屋。昼は定食、夜は定食のおかずでお酒を飲めるアットホームな空間。下北沢のバンドマンや、劇団員、お笑い芸人もよく訪れるようで、壁一面にはサインやポスターがずらり。ここに来れば美味しいご飯と下北沢の雰囲気を同時に味わえます。
梅澤 おすすめは全部(笑)。
唐揚げも美味しいし、チキン南蛮も美味しい。その日のお魚の定食もあるので、毎日でも通えます(笑)。
仕事が休みの日にも食べに来ることが多いかな。
近松からも10分くらいなので、ひとりでも複数人で行くのにもおすすめ。
劇団のポスターが貼ってあるなど、下北沢のカルチャーを感じる内装。裸電球の優しい光も、いるだけでどこか落ち着くような安心感を演出している。
梅澤さんはおすすめのチキン南蛮定食を注文。
「チキン南蛮定食」（920円）。注文を受けてから揚げる大きな唐揚げはサクサク。衣の上のたっぷりのタルタルソースがさらに食欲をかきたてます。このチキンがかなりのボリュームで、満足感オブ満足感。ご飯に味噌汁、お新香がつきます。
筆者は唐あげ定食をいただきます。
「とり唐あげ定食」（750円）。肉厚でジューシーな唐あげは大きくて食べごたえ満点。その唐あげが5個ものっている、これがしあわせ定食。ついつい笑みがこぼれてしまいます。付け合わせのサラダとナポリタンも外せません。
梅澤 美味しい〜。ボリューミーで最高。
店が早く閉まってスタッフとどこに行くって話になった時、一番初めに山角が出てくるかな。
自分へのご褒美的な感じで来ることが多いですね。
夜遅く来ても定食が食べられるのがすごくいい。
夜はこのおかずでお酒を飲むんですよ。それがまたいい。
手書きのメニューも味がある。それぞれ単品でも注文が可能で、お酒のおつまみとしても抜群。
大変美味しくいただきました。
複数人で来て、おかずをシェアしながら食べるのもいいですね。
まだまだある! 梅澤さんおすすめの『チカメシ』
【居酒屋】 楽居酒屋 ごえん
一杯目のお酒がなんと5円! 深夜営業もしている、みんなの味方。
近松の真横にある居酒屋。一杯目のお酒がなんと5円で飲めるという衝撃。九州系の料理で食べ物もお酒もリーズナブル。深夜まで営業をしているのも下北沢では珍らしく、終電を気にせずに語り合えるのがポイント。
梅澤 朝5時までやってるので、ハコで打ち上げして終電を逃したバンドマンとかとよく一緒に朝まで飲んでます。
九州料理じゃないんですけど、カレーグラタンが美味しいです(笑)。
あとは、ピッチャーポテトがボリュームがあって大人数で行くときにはおすすめです。
見た目的にもテンションが上がるので、盛り上がりますよ！
夜に定食をやってて、仕事終わりに一人で行ったりもできる居酒屋です。
【焼肉】 ホルモン 稲田屋
夜に映える赤提灯に誘れて。路地を進むと現れるホルモンの名店。
梅澤 ライブハウスのスタッフはわりと遅くまで仕事していることが多く、仕事終わりにみんなで飲みに行けるお店が少ないのですが、稲田屋さんは遅くまでやっているし大人数でも大丈夫。
近松からも近いので、美味しいお肉を求めてよくスタッフみんなと行っています。
近松ってどんなライブハウス？
カルチャーの発信地「近松」
梅澤 近松はオープンして3年目のわりと新しいライブハウスです。
THEラブ人間というバンドのキーボードを担当している森澤がオーナーをやっています。
もともと近松になる前が下北沢CAVE-BEというライブハウスで、そのライブハウスがなくなってしまうという話を聞いて、オーナーがこのお店を始めました。
THEラブ人間が生まれたのは、このライブハウスがきっかけだったという思い入れのある場所です。
近松には音楽のジャンルは特になく、いろんなバンドが出演しています。
弾き語りやバンドの日もあれば、アイドル、お笑いイベントをやったりする日もあります。
近松ではなんとつけ麺も食べられる
梅澤 広島風つけ麺の名店「ひこ」のつけ麺が近松で食べられます。
ライブの終わった22:00〜26:00のバー営業中にカウンターでお出ししています。
ライブハウスで全部仕込み、辛さも0〜100倍まで選べるという本格つけ麺です。
冷たいつけ麺になっていて、冷やし中華のようにさっぱりしていて美味しいですよ。
辛いのが得意な人も苦手な人も楽しめますので、ぜひ食べに来てください！
次の『チカメシ』は？
次回は、近松の梅澤さんからの紹介で、渋谷LUSH副店長の服部さんに
『チカメシ』を聞いてみたいと思います！
新しく始まった『チカメシ』いかがでしたでしょうか。
好きなアーティストのライブと一緒に、その街の新しい良さも発見できたら素敵ですよね。
ライブハウスの新しい楽しみ方の一つになったらいいなと思っております。
次回をお楽しみにー！
下北沢 近松 ブッキング担当： 梅澤駿平さん
北海道出身。
クラウドファンディング会社や、バンドスタッフを経験し、下北沢近松でブッキング担当として勤務。
イベント「FAM」「HOOD」を開催し、若手バンド中心のサーキットフェス「NEW LINK!」の主催メンバーの一人でもある。
下北沢 近松
東京都世田谷区北沢2-14-16 北沢プラザB1F
03-3412-73732017年3月に閉店したライブハウス下北沢CAVE-BEの跡地に、2017年6月にオープン。キャパシティは約150人。
