《回路ゲルニカ》とは売れそうな気配だけはあったバンド「pegmap」のg/vo、山本章人の脳内の混沌を具現化した文章群である。バンド時代は下北沢を中心に活動を行い、『HAVE A NICE DAY』『see you』を発売し、ツアー後のスタジオの空気が頭打ち感満載になり曲が出来なくなる。4年かかった音源『COME BACK e.p.』を引っさげ再始動するも3rdアルバム『seeyou,again』をリリース直後twitterにて色々めんどくさくなり解散を宣言。その後メンバーは就職し各々に家庭を築いていく中、山本自身はいつまでも職が安定せず、2016年よりようやく社会人として活動を始める。にも関わらず入社1社目を1年3カ月とスピード退社し、現在ようやく「なんとかやっていけそーかもしれない」と思う会社に入社し10カ月。社会を舐め腐った態度を見抜かれ中々結婚を受け入れてもらえずにいたが、ようやく2018年6月に7年連れ添った恋人と入籍することとなる、一言で言えばダメな人である。そんな人が色々思ったことを書いていく読者にとってなんとも実りの少ない場所を提供するこのミトサンはおかしいのである。俺は悪くないのである。

「マソソソ・マソソソでゲルニカル!」

およそ3ヶ月ぶりくらいに書いております回路ゲルニカ。正直解散の話題で終わろうかと思ってました。私という人間は熱しやすく冷めやすいので連載当初は1週間に2~3記事書き上げて渡してたんですが、まあ段々とね、冷めていきますよね。そして3ヶ月ぶり。執筆時2019年1月8日なのですが、前回のデッドスペースの記事ではあけましておめでとうございます的な事を一切言っていなかったと思うんですよ、なにせあれ書いてたの9月とかだし。なんで今ね、一応触れときます、あけおめことよろ。何書きます?マソソソ・マソソソのことでも書きます?いやね、1月の2日から謎の風邪をひいていて、そろそろ1週間経つのに全然治らないんですよ。凄くムカついているんですよ!正月9連休が5日間もダメになってさ!ゲーム配信も出来なくてさ!返せ!俺の正月を返せ!で、熱もだいぶ出まして、そんな中ムカつくからお風呂も入るじゃん?多分それが良くないんだろうけど、入るのね。で湯船で熱にうなされながら今年初めて能動的に見たPVがマソソソ・マソソソのアイドンライクザドラッグ、バットザドラッグスライクミーだったわけです。ビジュアル系?に入るよね?まあジャンルなんてどうでもいいけどさ、彼らはもはやバケモノですよね。なぜか女みたくなる日本のビジュアル系とは全く違うやり口で、「人間っぽいなにか」になってますねいつも。あ、別に私日本のビジュアル系聞かないから否定してるわけではありませんよ。嫌いでもないし興味もないし見下してもないので、ディスってる的なニュアンスが感じられる書き方してたらごめんなさいそんなつもりはないです。今もいるのかね?ビジュアル系って。で、マソソソ・マソソソは昔から大好きでさ、ビューテフルピープルのPVがゲームのサイレントヒルみたいで特に大好きなんだけど、多分彼のやり口は人間の醜い部分に対する嫌悪からくる破壊衝動じゃない?勝手にそう受け取ってますけども、まあその辺ミスチルもエレカシもイースタンユースもやってることほぼ同じなんですよね、ゲルニカ的感性では。どうしようもない自己否定と自己破壊の爆発。なのに悪魔崇拝だの悪影響があるだの言われちゃうわけじゃん?まあ「ドラッグが俺のこと好きなんだからしょうがなくない?」っていうのをそのままの意味でとる口半開きの鼻水垂れ流しマンってどこの国にも一定数いるみたいだからしゃーないと思う反面ね、その鼻水垂れ流しマンを悪いものから守るという言い訳を良いことに叩きたいだけマン達も生まれてくるのがこういう話の時にいつもムカつくよね。マウント趣味勢が。で、まあそんな話はいいとして、マソソソ・マソソソの思い出深い逸話で「ライブ中にギターにおフェラさせちゃう」とかいう話を聞いたことがあったので、これはもしかしたら調べたら面白いんじゃなかろうかということで、調べてみたんですけどね、まあドラッグやったり、喧嘩したり、想像通りで特に驚きがありませんでした。ただ反キリストのイメージがあるアーティストって結構いるらしいけどマソソソ・マソソソはその反キリストイメージがズバ抜けて強いらしいです。で、その記事でとても良いなって思ったのがマソソソが「本当の神を憎んだことは一度もないが、人々が信じる神は大嫌いだ」ってとこ。なんかとてもわかりますよねこの感覚。頭の中にある大衆を敵に仕立て上げちゃうんですよね。ワイドショーとか見ててもよくなりません?~~のファンが嫌い!とかなるじゃない?あんな感じでさ。ファンっていう状態が信仰と同じようなものだからそんな嫌悪感を抱いたりするのかね?新興宗教にハマってるみたいとか思って。違うか。まあそんで、そういう物を破壊したかったんだと思うんですよねマソソソは。神そのものの良し悪しではなく信仰の半端さというか、まあそれもマソソソの想像というか、マソソソの身の回りにいた人達の信仰を憎んだんでしょうね。なんか、祖父が家に激ヤバオナニー専用部屋とか作ってたり、エロビデオ見せてくる親戚がいたり、父親が戦争で罪のない一般市民を殺してたり、身の回りにパンチある人多かったみたいですよ。強烈なパンチですよね。そんなのがいたらまともには育てないし、音楽があってよかったよね。この辺はよく出来てるなと思います。人間の作り上げる社会が。まともな人間ではない人にも、他の人とは違ったズバ抜けた生きる道があるっていう所には神の存在を少しだけ感じます、神様否定派のゲルニカも。ちょっとここで日も変わってるし違う事を話したいんで話しますけど、なんだかバンクシーの作品とみられる物が都内で見つかったとかでニュースになってるんですよ。1月18日現在。バンクシーは正体不明?とかでちょっと前にも風船と女の子の絵がオークションで落札された途端にシュレッダーにかけられる仕掛けをしてて話題になったよね。その人の絵かも?みたいなのが見つかったんだってさ。そんでね、もしバンクシーじゃなかったらそれはゴミになるわけでしょ?なら絵の価値ってなんなの?って考えたの。暇だから。暇のなせるワザなのこれは。で、絵に価値があるわけではないんだよね。そしてじゃあ絵なんてゴミなのかよ!付加価値に大金が動いているのかよ!芸術ってなんなんだよバカヤロー!って懊悩する夢見る若い芸術家の人も居ると思うんだけど、そう悲観しないで欲しいのよ。絵、それ自体に価値があるものもあると思うよ?調べないし知らないけど本当に絵がマジで最高!みたいなの。知らんけどね。曲でもあるじゃん?その曲はマジ好きとか。私なら若者のすべて?だっけ?フジファブリックの名曲。あれしか曲知らないけどあの曲は最高じゃん。フジファブリックに興味は1ミリもないのに。ね、そんな絵もきっとある。でも基本的に芸術作品の価値ってさ、その人の芸術活動の一部を担っている物だからこそ付加価値がつくんだと思ったんですよ!これはね、ゲルニカ的に1つの謎が解けたから書きたかったの。絵ってやたら高い印象あるじゃん?そんで意味もわからないじゃん?でもその芸術家の活動の一欠片なのだとしたら、高いのもようやく頷けたんですよね。35歳にして。絵そのものの価値ではない。で、マソソソマソソソに戻れるのかわからないけど、この流れのまま絵描きが絵なら音楽家は曲だなと楽曲の価値を考えようとしてみたりすると、彼らの曲を例えば誰か違う人が歌ってたとして、売れたのかなあ、とか考えたりもしたんだけどさ、こればっかりはわからないよね。そして値段が画一的なのが謎。これは昔から謎。なんで作品ごとに変えないの?昔どこかで書いたけど山下達郎のソノリテってアルバム3000円は安いと思っとんだよね。8000円くらいとってよくね?って。でもそれじゃ売れないか。でも基本的に絵と同じで、その人の音楽に対する姿勢とか生きる考えなんかに共鳴して聞くから変わらないと思うんだけどなー、なんで安いのかね音楽は。もうさ、例えば他のどこにも接続出来ないしネットにも落とせないような1メートルくらいの鉄のブロックみたいなものから音が出て10個しか生産しません。とかで売れば付加価値つくかね?これから音楽で世界をぶっ壊してやるぜって方いたら新しい音楽のスタイルとして使ってください。使ったらいくらか下さい。あとゲームも安いよね。スーファミのソフトとか1万してたんだからのくらいでいいと思う。嗜好品よ高くあれ!そしたらダメな物は一瞬で切られるし良いものを作る所にお金が行きそうな気がする。とまあ結局とりとめない話になりましたけども、最後にマソソソはいわゆるアメリカンセックスシンボル的なぶりぶりのイイ女が好みらしいよ。というどうでもいい小ネタで、マリリン・マンソンの話(?)でした!マタンゴ!

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