[vol.11] 回路ゲルニカ

「タコと地獄でゲルニカる！」

溜まった記事を掲載し続けて実際書くのが一ヶ月ぶりくらいになっております山本です。夏の凄まじき暑さがゆえ最近はノーパンで働いております。腰回りが汗でビシャビシャになることなく快適に仕事に励めるようになりましたが、お小水のあとオ・ティンティン様の先端より湧き出ずります残尿君がズボンに染みいる事例も多々御座いますので、手を洗った後にはファスナー付近で手を拭く事により「これは手を洗った水を拭いたものです」とカモフラージュ&アピールをすることでノーパンがバレないように努めておりますが今回はですね、そんな私の下半身事情についてお話させて頂くわけないじゃないですか？常識で考えればわかりますよね？ノーパンが常識語るなという話ですが、ありがたいことについに記事に対するご要望を頂きましてね！一方通行の片思いだったゲルニカがコールアンドレスポンスいたしましたので書かせて頂きますよ！しかし難しい。頂いたご要望の第一弾が私のpegmap時代の楽曲「タコ」と「地獄」の制作について聞きたいとのことなんで、5年、いや10年くらい前？わかんないけどかなり前。でも一生懸命思い出してみたいと思います。まずは地獄という楽曲から思い出してみます。確かね、「お前はいいよなって言われたんだよ」っていうワンフレーズは高円寺かどっかで2マンライブをヘブンインハーアームズっていうバンドとやって、その打ち上げで私が速攻で酔っ払って寝そうになってた時ドラムに言われた言葉なんですよね。妙にカンに触ってね、特に喧嘩してないけどその言葉だけ印象的だったのでそこから歌詞書いたと思います。で、お前はいいよなって言われたんだよ、という言葉にすでにメロがついてたと思うんですよね、なんというか言葉にもうメロがついてたんで。私の中で。で、お前はいいよなって言われたんだよ、バカにしてるのかって苦労もあるんだよ、というあたりまではスラスラ書いた気がするんです。二行だけど。で、しばらく、というか何年かこの曲ほっといてるんですよね。なんたって遠い町っていう曲を作ってた時期だから相当初期だわこれ。で、ヘブンインハーアームズの2マンでドラム的には遠い町やりたいって思ってたらしいんだけど歌詞が間に合わなかったからムカつかれた思い出がありますねえ、懐かしいですねえ。よく怒られてたけど今は仲良いですよ。放っておくこと数年、確か曲が全然出来ない時期の後に最後のアルバム制作の2曲目だっけな？確か、鏡、デザート、地獄の順で作ったような、違うかなー、まあ早めの制作だった気がします。ゲームセンターのバイト中にずーっと歌詞書いてたような気がする。作っていた時間が凄く長かったような、冒頭の歌明けのイントロギターリフは知り合いに作って頂いた物をそのまま使いました。名前を出すのは迷惑になりそうなので伏せますがプロの方ですね。で、確か結構リズムパターンを何個も作って、試行錯誤してました。わけわからない拍の取り方とかね、とりあえずあててみてどうなるのかな？ってやり出したあたりかな、それまではぱぱっと出てきた物でよしオッケー！ってなって他のアプローチとか試さなかったんだけどこの辺からパソコンでいじるようになってたからコードの当て方も歌メロだけ流してベース弾いて違うコード当てらんないかなとか、やりました。だから割とサビのコード進行は好きですね。謎コード多くて。で、CメロのコードがEmから３弦が下がってくよくある進行なんだけど、あそこが一番悩んだ気がします。上手くいってないんですよね、メロは特に上がってかないけど進行としては盛り上げたいからそんなコード感、でもボーカルが置いてかれてる気がするんですよね。メロ変えれば良かったかなと今ふんわり思います。なにせ作ってる時って焦ってるわめんどくさいわで、今あるものでどうにかしようとサボるんですよ。もしどこかを変えたら他のとこも変えなきゃならないかもしれない、そんな事を想像するだけでもういや！ってなってたんで。幼稚でしたね。あとはPCで作り込んで実際演奏ってなると全然感じが違う物になるっていうことも知りました。そしてそれが意味がわからずメンバーにあたりましたね。「全然ちがうじゃん。お前ら何回聞いてきたの？ニュアンス捉えられてないじゃん！」みたいに。で、ドラムに「1回で出来なくてすんませんでしたね」ってキレられました。幼稚ですね。つくづく団体の中心になってはいけない人間だなと思って現在は生きておりますのでお許しください。一生ヒラ社員で大丈夫っす。地獄というタイトルは私の好きな漫画家、西岡兄妹さんの単行本から取ってます。絵が最高なんです。お兄さんの夢を妹さんが書き起こしたりしてるらしいです。是非ご一読下さい。地獄に関してはこんな感じですかね、どうなんだろう。聞きたいことが書けているといいんだけど。続いては「タコ」という曲についてです。これは「お願い僕を見てうるせえなこのタコ」っていうワンフレーズが最初に出来て、そこから作っていきました。基本的に歌詞とメロディが同時に出てきた物が曲のネタになっていくことが多かったです。キーが高いんで1音下げようか迷ったんですが、バンドの鳴り的に下げない方が良い感じがしたんで頑張って声が出るようにしました。この頑張って出すっていうのが多分ボーカルやってる人的には知りたいんだろうけど、出したい！って思って練習してたら出せるようになる瞬間があったので、それを反復しました。詳しくはわかりませんが、なんか出る体の形が自分の中に感覚として持てるようになるまで練習すれば出るんじゃないでしょうか。この曲はとにかく歌詞が大変でしたね、どこかのオマケで歌詞がまるっと違うバージョンの音源がついてたと思うんですが、全く違う歌詞だった時もあります。免許無いのに高速道路走ってる感じの歌詞。東京事変に悪い意味で毒されていた時期でしたからね。内容としては、身近にいた超嫌いな大人の事を歌ってます。辞めた一因にもなってるかね。馴れ合うならご機嫌でグッバイですから。まあ歌詞で詰まってたから居て良かったのかもしれないですが、制作については、そうだなー、アレンジは大きく変わることはなかったですね、最初からゴリゴリのギターロックにするしかないだろうなあと思ってたし、アルバムにテンポの早い曲も入れなきゃなーって感じだったし。あ、冒頭のお願い僕を知ってって入り方はやりたくなかったんですよね。1曲目にしたくなかったから。だからライブでもやったことないし。勝手にコピペされて入ってました。当然自分でも冒頭歌から入るパターンなんて試してたんだけどそれだと1曲目にしかならなそうだと思ってたのにそうなってましたね。まあ曲順なんて1枚目以外好きに出来た事ないし最後のアルバムとか録り終わるあたりはもう辞めたくて仕方なかったから諦めてましたけどね。皆さんも関わる大人には気をつけて下さい。無駄なストレス原因になりますからね。制作者のやりたい事をバックアップする姿勢があるかどうかよく見極めて下さい。1番のサビ終わりのCメロのベースが気に入ってて、気持ち悪く動けたんじゃないかなと思ってます。歌も謎の小刻みビブラートがやった事ないのに歌録りの時にいきなり出てきて天才なのかな？と自惚れた記憶がありますね。カムバックepのツアー中？かなんかにパソコン持っていってリフとか録ってた気がします。あ！そのツアー中に今の嫁さんを初デートに誘ったと思う！おお！懐かしい！リハ終わってメールしたんですよね。トイレで。じゃあやっぱ10年くらい前か？んー？記憶がごちゃごちゃになってるなー。この時期くらいが一番バンドの仲が悪かったですね。まあ私のせいなんだけど。覚えているのはこんなところですかね、どうでしょうか？多分曲を作る人ってもっと明確な狙いや目的があると思うんですよ。表したいテーマみたいな？私がそういうのがほぼ無くて、だから初期衝動が尽きた時に作れなくなったんだと思います。どういう雰囲気の曲を作りたいか、何を伝えたいか、ってことをちゃんと考えていくと自ずとオリジナリティは研ぎ澄まされていくと思うので作詞作曲者の皆様血反吐吐いて頑張って下さいね。私は汗水ダラダラ流してノーパンで頑張りますので。それでは今回はこの辺で！また！

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